その後、2000年には、株式会社にもなっています。
UNDERCOVERは、東京コレクションやパリのコレクションにも参加しました。

2003年より、活動の中心をフランスのパリに移します。
2013年には新たなラインとして、男性向け女性向けともに新ブランドの展開を開始しました。
現在UNDERCOVERは、海外でも高い知名度を誇るため、
日本でも有数の国内ブランドとなっています。

メンズラインは過去、アンダーカバイズムのブランドネームで発表されていましたが、
2015年に統合され、アンダーカバーとして展開。
セカンドラインとして、ウィメンズの「スーアンダーカバー(SueUNDERCOVER)」と
メンズの「ジョンアンダーカバー(JohnUNDERCOVER)」があります。
リンゴをモチーフとした"ギラップル(GILAPPLE)"がアイコン。

アンダーカバーの服は、かつてカルト的な人気と生産が限られていることから
入手困難になり、プレミアがつきました。
アンダーカバーのデザインについてデザイナー本人はストリートとモードの間にあると語っていました。
「セックス ピストルズ」に強く影響を受けていること、本人もパンクの影響を非常に受けていると
語るようにパンクファッション的なテイストがアンダーカバーのファッションにも見られますが、
いわゆるパンクテイストのファッションではありません。

何重にも重ねられたレイヤード調のものに、独特なカラープリント、
フェミニンなスタイル、シャビールック(素材がボロボロのもの)などの
デストロイ系のものなどテーマに合わせて様々な手法を試みており、
マルタン マルジェラ、コム デ ギャルソンコム デ ギャルソン、ヴィヴィアン・ウエストウッドなどの
デザインともやや共通するものがある。

影響を受けたデザイナーはコム・デ・ギャルソンの川久保玲だと高橋盾は語っています。

現在、UNDERCOVERのアイテムは、特定層に多大な支持を受け、
大変な人気を博しているため市場に出回っているものには、高値がつくことが多いです。