COMME des GARCONSコムデギャルソン
COMME des GARCONS(コム デ ギャルソン)は、1969年に川久保玲によって開始されたブランドです。
その後、1973年に、コム デ ギャルソンは、本格的に株式会社として設立されました。
当初は、女性向けファッションを発表するブランドとして発足しましたが、1978年には、メンズ向けである「COMME des GARCONS HOMME(コム デ ギャルソン オム)」も開始しました。
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また、シルエットのデザインも、斬新かつ、現代的な表現となっています。一般的には、均整のとれたシンメトリーが好まれることが多いです。
そうではなく、COMME des GARCONSは、寧ろそうした均衡を意図的にずらしたデザインが多いです。
とはいえ、単なる「非対称的」という言葉の枠に収まるわけではなく、独創的なアイデアが組み込まれているアイテムが多いことが特徴です。
COMME des GARCONSが、ブラックを多用し、また、ユニークなシルエットモデルを追求している理由は、流行や社会に流されない、自由で、ある意味では自立的な女性像をファッションの分野で表現することを、目的としているからです。
川久保自身は、ファッションの専門教育を受けていないために、逆に型に捉われない自由な発想の作品を次々と生み出す事が出来るのかもしれません。
COMME des GARCONSは、日本国内はもちろんのこと、海外でも、その独創性を高く評価されています。
パリコレクションのような場で発表を始めた当初は、現代的である点、言いかえれば、前衛的な点に対して、少なからず批判の声もあがったようです。
しかし、徐々に地位を確立していき、現在の評価に繋がります。
また、ファッションとしての芸術面のみならず、商業的にも大成功を収めています。
どちらの点からも、COMME des GARCONSが日本を代表するトップクラスの高級ブランドであることを証明しています。